各種 遺伝子検査の概要

がんリスク遺伝子検査は、早期発見に有益なのか??あなたの罹患率はどれくらい?

がんリスク遺伝子検査

がんは、もはや不治の病ではなくなったとはいえ、やはり、がんにはかかりたくないものですよね?

一般的にがん予防のために『がん検診』が勧められていますが、これからの主流になりつつある、【がんリスク遺伝子検査】との違いは、どのような部分なのでしょうか?

そのような観点から、がんリスク遺伝子検査の詳細をご説明していきますね。

がんリスク遺伝子検査とは・・・

「悪性腫瘍」、「悪性新生物」と呼ばれることもあるがんは、七大生活習慣病および、三大疾病に数えられ、日本人の二人に一人はかかると言われています。

がん細胞は自律的に異常増殖し、いろんな臓器に転移し、人の健康を奪います。
日本人の死亡原因の1位で、年間38万人弱が亡くなっています。

がんの発症には、大きく遺伝子が関係しています。
30種を超えるがんに対して、それぞれの遺伝子が関係しているのです。

どの【がんリスク】が高いかを知っていれば、生活を見直してがんを効率よく予防できます。

とにもかくにも、早期発見早期治療が決め手です。

がんリスク遺伝子検査キットで判明すること

がんリスク遺伝子検査

がんリスク遺伝子検査では、「自分はどの種類のがんを発症しやすいのか」がわかります。

ただ、発症しているかどうかについては、現在の法律の下ではがんリスク遺伝子検査キットで調べることはできません。

実際に罹患しているかどうかは、がん検診など医療機関の受診が必要となります。

ただし!!

がんリスク遺伝子検査キットによって、がんに発症しやすいかどうかがわかれば、生活習慣を見直すことができますよね。

そのためにも、遺伝子検査が必要なのです。

検査キットで調べることができるがんの種類とその症状

がんリスク遺伝子検査では、さまざまながんリスクを調べることができます。
検査キットで調べることができる以下のがんの種類とその症状をご説明します。

1. 上喉頭がん

喉頭の上部(口蓋垂~口蓋扁桃腺よりも上)にできる。

2. 頭頸部がん

鼻、口、喉、上あご、下あごなどにできるがんの総称。初期には自覚症状がない。

3. 甲状腺がん

女性が多く発症。
腫瘍ができるものとできないものがあり、腫瘍も大半が良性である。
一部、増殖して大きくなったり、他に転移したりする悪性のものが甲状腺がん。

4. 基底細胞がん

皮膚がんの内、表皮の最下層の基底層や毛包を作る細胞が悪性化したがん。
日本人に一番多い皮膚がん。

5. 悪性黒色腫

皮膚がんのうち、最も悪性のがんで、全身に転移する。
メラニン色素を作る細胞が悪性化。
別名、メラノーマ。

6. 肺がん(扁平上皮がん)

日本人男性では、肺腺がんとともに多く見られる肺がん。
肺門部(肺入り口)に多い。
喫煙が大きく影響すると考えられる。

7. 肺がん(肺腺がん)

肺の末端部に多く発生。
日本で最も多く発症する肺がん。
特に女性に多い。
初期には自覚症状がないので見逃しやすい。

8. 肺がん(非小細胞肺がん)

肺がんの大部分がこれ。
「腺がん」、「扁平上皮がん」、「大細胞がん」などがある。
いつまでも続く咳や血痰が症状。

9. 肝臓がん

肝臓から発した「原発性肝臓がん」と、別の臓器から転移してきた「転移性肝臓がん」がある。

10. すい臓がん

すい臓にできる。
すい臓がんの9割以上が、すい管の細胞に発生。

11. 胃がん

胃の壁の最も内側の粘膜内の細胞ががん細胞化したもの。
X線や内視鏡で診断できる。
胃がんは、日本人が多くかかり、現在部位別死因の3位。

12. 胃がん(噴門部胃がん)

胃がんのうち、胃の入り口(噴門部)にできる。
別名、食道胃接合部腺がん。
胃がんの1~2割程度。
胃酸の逆流が発症に関わっている可能性がある。

13. 胃がん(びまん性胃がん、未分化型胃がん)

胃壁内(胃粘膜の下)で広がって粘膜の表面には表れない。
胃がんの約1割がこのがん。
別名、スキルス性がん。

14. 胃がん(非噴門部胃がん、分化型胃がん)

胃の中央部や十二指腸につながる幽門部に発生することが多い。
原因、発症形式、進行形態に違いがある。

15食道がん

喉から胃につながる食道にできる。
早期発見なら内視鏡で切除できる。

16. 乳がん

乳がんの約90%が、母乳を運ぶ乳管から発生。
がんリスク遺伝子検査で調べるのは、家族性(遺伝性)乳がん。乳がんのうち、5~10%程度が家族性乳がんである。

17. 子宮頸がん

子宮下部の管状の部分が子宮頚部で、そこに発生するがん。

18. 子宮内膜がん

子宮内側の子宮内膜に発生するがん。
子宮肉腫は、子宮体がんとは異なる。

19. 浸潤性上皮性卵巣がん(卵巣がん)

卵巣腫瘍の85%は良性であるが、卵巣に発生するがんの内、90%以上が上皮性のがんである。

20. 漿液性浸潤性上皮性卵巣がん(卵巣がん)

上皮性卵巣がんは、初期ステージから広がるが、漿液性浸潤性上皮性卵巣がんは、高悪性度である。

21. 腎細胞がん

尿細管の細胞ががん化したもの。

22. 膀胱(ぼうこう)がん

膀胱の表面を覆う尿路上皮ががん化することで起こるがん。
膀胱がんの90%が尿路上皮がん。

23. 精巣がん

精巣は、男性の股間の陰嚢内部にある臓器で睾丸と呼ばれている。
精巣がんの発症ピークは、20代後半~30代である。男性不妊症、精液検査で異常があった男性の発症リスクが高い。

24. 前立腺がん

前立腺がんの進行は遅いが、前立腺の近くのリンパ節や骨に転移したり、さらに肺、肝臓のも転移したりする。
早期発見なら治癒可能。

25. ウィルムス腫瘍

聞き慣れない腫瘍名であるが、小児の腎原発性腫瘍で最も多いのがウィルムス腫瘍。
別名、腎芽腫。

26. 髄膜腫

良性脳腫瘍の一種。
日本では脳腫瘍の20%を占める。

27. 神経芽細胞腫

小児がんの一種。
白血病、脳腫瘍についで発症。

28. ユーイング肉腫

小児や若年者の骨に、主に発生。
小児に発生する骨腫瘍では、骨肉腫についで多い。

29. 神経膠腫(グリオーマ)

原発性脳腫瘍の30%を占める悪性腫瘍。
周囲の脳に広がるため、放射線治療、化学療法が必要。

30. 多発性骨髄腫

血液細胞のひとつ、形質細胞のがん。

31. 慢性骨髄性白血病

骨髄の中で、白血球が異常増殖する血液のがん。
病期は、慢性期、移行期、急性期(急性転化期)に分かれる。

32. 慢性リンパ性白血病

骨髄のリンパ球が異常増殖して発症する血液のがん。
血液検査で発見されることもある。

33. ホジキンリンパ腫

悪性リンパ腫の一つ。
白血球中のリンパ球が悪性化した悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分かれる。
悪性リンパ腫の10%程度。

34. ホジキンリンパ腫(結節硬化症)

ホジキンリンパ腫のうち、古典的ホジキンリンパ腫は、さらに結節硬化型等に分類される。

35. B細胞性ホジキンリンパ腫

非ホジキンリンパ腫の30~40%を占める。
B細胞のがん化が原因。

36. 濾胞(ろほう)性リンパ腫

悪性リンパ腫の一つ。
非ホジキンリンパ腫。
ゆっくりとした進行で低悪性度。
しかし、発見が遅れることもある。

がん遺伝子検査を行う大きなメリット

がんリスク遺伝子検査を遺伝子検査キットで行うメリットは、あなたのかかりやすいがんを知ることができることです。

かかりやすいがんがわかれば、生活改善などに役立てることができます。

ただし、直接的ながん発見のためのものではありません。

がんには遺伝性、家族性のものも多く、家族が発症したがんなら予測できますが、まだ誰もかかっていなくても、遺伝的に発症リスクがあるものがわかることは大きなメリットです。

検査によって、「がんリスクがある」と判明したからと言って悲観するのではなく、対策が立てやすくなったとポジティブに考えることが遺伝子検査の狙いです。

私どもがおススメするがんリスク遺伝子検査キットは、下記が一番良いのではと感がております。
※『MYCODE』(がんパック)
https://mycode.jp

本記事のまとめ

さまざまながんの発症リスクが、がんリスク遺伝子検査でわかるということがご理解いただけたと思います。
長い人生、将来を見据えた生活改善、健康管理に、【がんリスク遺伝子検査】を大いに役立ててください。

 

※その他の『遺伝子検査』に関する詳しい記事は、下記をご参照ください。
https://frieda-rayegreen.com/